冬に太って春先から痩せようとする人が多いけど、極寒地域に住んでいると冬は太れない

健康 コラム

テレビ番組を見ていると、途中で挟まるCMの宣伝の中で、冬太りを解消するために運動や食生活を見直そう!的な内容をうたっているのを目にする事が多い気がします。

冬に太りやすい?そんなのナンセンスだと言って来るのは多分極寒地にお住まいの人だと思うのですが、普通に関東とか関西とか冬でも日中の最高気温が氷点下かそれに近い気温にしか下がらない所に住んでいる人は、冬の寒い時期こそ太りやすいと思っている人の方が多いと思うのです。

確かに人類は、その昔氷河期を生き抜いてきた生命体の一つであるので、極寒の寒さの中でも生き抜いて来られるシステムを進化の過程で勝ち取ってきた経緯があるのですが、その勝ち取ったシステムと言うのが冬雄様な寒くて食料が乏しい季節でも簡単に死なない様に、身体に脂肪を蓄積して生き延びていくと言うモノなのです。

所が時代は変わり、今の世の中はそれほどまでに脂肪を蓄積しなくても服を厚着したり暖房を使ったりすれば、冬でも温かく健康的に過ごせる世界になっているので、多く菓子から受け継いできた人体のシステムは、今や無用の長物となっていると言えるでしょう。

と言う事は、寒い地域に住んでいる人は肥満の人が多いのではないか?と想像してしまうかも知れませんが、実際はそんなに太っている人は少ない印象です。

むしろ、寒さの中で体温を維持する方に脂肪や食べたエネルギーを随時回してしまう所為で、冬場はかえって痩せてしまっていると言う人の方が多い気がします。

冬に痩せる?そんなの信じられない!と言ってくる人の方がまだまだ多いのですが、実際に冬に物凄く寒くなる地域に住んでみると分かりますが、多分3日も過ごしていたら普通の食生活で居たら体重が1~2kgはスルスル落ちると思うのです。

暖房をガンガン使っていて室内は常夏の様な状態にしていても、暖房を使っていない廊下やトイレや寝室に入ると、暖かい部屋からの熱が多少は伝わってきていて外よりは寒くないとは言え、普通の極寒では無い地域と比べると圧倒的に寒いのです。

そんな室内で暖房無しで眠ったら、眠りながら体温を維持し続けている訳ですが、この間にかなりのエネルギーを消費し続けているとkんが得られるでしょう。

暖かい地域から極寒の地域に初めて遊びに来た人の中には、夜普通に眠っただけなのに妙な疲労感を感じる事もあるそうなのですが、その疲労感は眠りながらも体温維持でエネルギーの燃焼が多かった証だと思われます。

もしいつも、冬にはガツン!と太って春先頃に慌てて痩せようとする事が多いと言う人は、年末年始の休み頃か年明けの祝日の連休などで1度、極寒の地域に遊びに行って1泊してみてください。

何なら、年末年始の休み中は全部極寒地域で過ごしてみると良いかも知れません。

多分、春先に慌てて痩せようとしなくても、遊びに来ている間に太りが解消されると思います。

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