そう言えば、今まで特に誰の指南もされた事は無いのに文章を書く事だけは得意かな?と言った感じに、誰にでも何か得意だと感じるモノを持っていると思うのです。
文章を書くのが得意だと感じている人も居れば絵を描く事に疑問を感じたことが無かったり、本を朗読する時に全然詰まったりせずスラスラ読むのが結構得意とか、調理実習で1回習っただけなのに野菜を素早く切るのが得意だと言う人も居るのです。
特に誰かが師匠で、その人の元で弟子として修業したりしていないのに、既に持っていた高い技術の様なモノを誰でも一つは持っているのです。
その特技にどこかで気付いて伸ばして行ければ良いのですが、大半の人が気付くのがかなり遅くなったり、気付けぬまま一生を終える人も居るのでしょう。
でもそんな特技の様なモノ、自分には持ち合わせていないと思っている人は多そうですが、今までの人生とか今日の出来事をふと思い出してみると何か自分では普通にやってのけているのに、他の人には大変そう?みたいな事があると思うのです。
パソコンのキーボードを叩く時に手元のキーボードを見なくても叩いて行けるブラインドタッチも、既に出来る様になっていて他の人よりも打つのは速いと思っていたら、それはそれで既に自分だけの特技になっていると考えられるでしょう。
他にも、本を読むのが早くて、買って来た分厚い文庫の小説を読み終わるのがいつも小一時間暗いと言うのも、速読と言う特技だと思うのです。
友達とカラオケに行って何かの歌を歌った時に、特にボイストレーニングなどの歌のレッスンを受けた経験も無いのに、凄い歌が上手いと言われることが多いと言う人は、多分歌が特技になっていると思った方が良さそうです。
中には、人生で初めてプラモデルを作ったのに作る時に特に何も迷わないでパーツを短時間で組み立てられて、一緒に作っていた友達にかなり称賛されたと言うこれも、プラモデルを作る才能と言っても過言では無いでしょう。
多くの特技と思われることが特に生活に深く関わっていない事が多いので、あまり意識することなく素干してしまうのかも知れませんが、いざ誰かと同じことをしてみた時に誰かと決定的な差が生まれていたら、それが特技なんだと認識しやすいと思います。
自分には何にも特技も取り柄も無いから凡人中の凡人の人生しか歩めないと悲観している人は、どこかに必ず自分でも意識していない特技を持っていると思うので、日々の生活の中でこれは得意かな?と思う事を見つけてみてください。
多分、思いもかけない湯な事が実は特技だったりするかも知れません。